小曽根 真

Biography

1983年バークリー音大ジャズ作・編曲科を首席で卒業。同年米CBSと日本人初のレコード専属契約を結び、アルバム「OZONE」で全世界デビュー。以来、ソロ・ライブをはじめゲイリー・バートン、ブランフォード・マルサリス、パキート・デリベラなど世界的なトッププレイヤーとの共演や、自身のビッグ・バンド「No Name Horses」を率いてのツアーなど、ジャズの最前線で活躍。2003年グラミー賞ノミネート。

クラシックにも本格的に取り組み、ニューヨークフィル、サンフランシスコ響、NDRエルプフィルハーモニー等、国内外の主要オーケストラと、バーンスタイン、モーツァルト、ラフマニノフ、プロコフィエフなどの協奏曲で共演を重ね高い評価を得ている。

2016年には、チック・コリアとの日本で初の全国デュオ・ツアーを成功させ、17年にはゲイリー・バートンの引退記念となる日本ツアーを催行。2022/23シーズンにはNo Name Horses初のベスト盤「THE BEST」にて全国ツアーを催行。

2021年には還暦を迎え、「OZONE60」企画を全国47都道府県で催行し成功を収めた。2023年は夏にレナード・スラットキン指揮/ロサンゼルス・フィルとハリウッド・ボウルに出演、また、世界的ベーシスト、アヴィシャイ・コーエンとの世界ツアーをニューヨークから始動させるなど国際的なプロジェクトで躍進。現在、「From OZONE till Dawn」と題した若手音楽家のプロジェクトにも取り組み、後進の育成にも努めている。平成30年度紫綬褒章受章。

Projects

The “Amity Duet” with Avishai Cohen

Photo by Makoto Ebi

現代音楽シーンを率いる小曽根真とアヴィシャイ・コーエンによる夢のコラボレーション 「Amity Duet」が誕生。Amityとは友情、平和、ハーモニーそして相互理解をあらわす言葉。日本とイスラエルが修好70年を迎えた今、夢のduetが世界へむけて始動します。巨匠チック・コリアとの交流も深く、今日のジャズ界で名実ともに卓越した存在としてその名を馳せつつも、果てなき創造を続けるふたりのレジェンドがインティメートなアコースティック・パフォーマンスで至高の音楽を届けていきます。


小曽根真 new trio "TRiNFiNiTY”

Photo by Takumi Saitoh

小曽根 真 (Piano)
きたいくにと (Drums)
小川 晋平 (Bass)

1983年バークリー音楽大学を卒業と同時に世界デビューを果たした小曽根真。2023年、デビューから40周年の節目を迎え、次のキャリアに向けてのトリオ “TRiNFiNiTY”を結成、さらなる進化を目指し新たな地平を開く。

これまで、ザ・トリオ(ジェームス・ジーナス&クラレンス・ペン)、スーパートリオ(クリスチャン・マクブライド&ジェフ=テイン・ワッツ)など、米国のトップミュージシャンとタッグを組んできた小曽根だが、今後は日本の次代を担うベーシスト小川晋平、ドラマーきたいくにと、との新たなコンビで世界へ挑戦する。

小川、きたいとは2021年より若手とのコラボレーション、From OZONE till Dawnプロジェクトの取り組みを始め、ブルーノート東京をはじめ、各地ホール公演の他、新日本フィルハーモニー交響楽団定期演奏会では小曽根のオリジナル作品をオーケストラと共演等、小曽根のサイドを固めてきた。これらのクリエイティブなステージで厚い信頼を築き、満を持しての新トリオ結成は、小曽根にとって必然の流れと言える。2023年8月にはニューヨークでトリオのデビューアルバムのレコーディングを敢行。

2024年1月アルバム発売予定。(ユニバーサルミュージック)

若きトップ奏者と共に日本から世界を駆け巡る、正に新時代を代表するトリオとなろう。

アルバム情報
TRiNFiNiTY」 UM-2232
小曽根 真(Pf)小川 晋平(Bs)きたいくにと(Ds)
ゲスト:Paquito D'Rivera(Cl)Donny McCaslin(Ts)佐々木 梨子(As)二階堂 貴文(Per)

Photo by 斉藤 工


“No Name Horses”

No Name Horses

Photo by Ryota Mori

小曽根真が率いる総勢15名のビッグバンド。メンバーはいずれも日本を代表するミュージシャンで、自身のバンドでもリーダーを務めるなど大活躍している。これまで国内ツアーの他、アメリカ(世界最大のジャズ・コンベンション「IAJE (国際ジャズ教育協会/NY)」)、フランス(ラロック・ダンテロン・ピアノ音楽祭)、スコットランド(エジンバラ・ジャズ・フェスティバル)、ウィーン、シンガポール(モザイク音楽祭)等に出演。2014年、結成10周年を記念し、アルバム『ROAD』をリリースし全国ツアーを催行。東京JAZZにてクリスチャン・マックブライド・ビックバンドとの合同演奏など注目を集めた

2018年日仏の文化交流イベント「ジャポニスム2018」に招かれ、パリ公演を成功させた。2020年には活動開始から15年を迎えアルバム ‘Until We Vanish’ を発表、2022/2023シーズンは初のベスト盤のリリースと全国ツアーを催行。

【メンバー】全15名

小曽根 真 (ピアノ)

エリック・ミヤシロ (トランペット)
木幡 光邦 (トランペット)
奥村 晶 (トランペット)
岡崎 好朗 (トランペット)
中川 英二郎 (トロンボーン)
半田 信英 (トロンボーン)
山城 純子 (バス・トロンボーン)
近藤 和彦 (アルト・サックス)
池田 篤 (アルト・サックス)
三木 俊雄 (テナー・サックス)
岡崎 正典 (テナー・サックス)
岩持 芳宏 (バリトン・サックス)
中村 健吾 (ベース)
高橋 信之介 (ドラムス)


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